テーマ《有田陶器市》

伝トーク!!番組

有田ケーブル・ネットワークの協力で番組を制作。
有田町内で放映するほか、YouTubeでどなたでもご覧いただけます。

「伝トーク!!~令和五年有田場所~」
テーマ“外から見た有田焼”

今年は、出演者として有田焼や伝統工芸品に興味がある人を広く募集。
応募者の中から選ばれた3人の‘話士’の皆さんに、1週間有田に滞在し、
窯業事業者の元で製造・販売の現場を体験していただきました。
ワークショップを通じて感じたことや課題点、有田焼業界への提案などを
「伝トーク!!」の中で熱く語っていただきます。

伝トーク!!とは

日本磁器発祥の地・有田。
約400年の間、日本のみならず世界の陶磁器産業に影響を与え続け、
今日までその技術や伝統が引き継がれてきました。
しかし現在、IoTの普及、後継者不足、流通の進化など、
産地を取り巻く状況は大きく変わろうとしています。
そんな中、「有田という場所でものづくりを続ける意義」が問われています。
産地の未来をどう描いて、次世代に引き継ぐのか・・・。

ミニ情報 有田×相撲

現在、毎年11月に「石場相撲」という町内の地区対抗相撲大会が開催されています。
この相撲の歴史は古く、少なくとも明治時代の終わりには、
磁器の原料である陶石の採掘の安全や有田焼の隆盛を願って行われていました。
毎年11月15日・16日の2日間に渡って行われた「石場相撲」の成績を以って、
近在のアマチュア相撲の番付が決まるなど、格式のある相撲大会でした。
町内だけでなく、近郷の村や佐世保の海兵団からも数多く参加者が集まっていたのは、
トロ箱一杯の有田焼が賞品というその豪華さも理由の一つだったとか。
当日は窯元や商家で働く人も休日となり、
提げ重にご馳走を詰めて、総出で相撲見物に出かけていました。
雪がチラつく季節なので、燗付けした酒を飲みながら、勝敗を巡って喧嘩も絶えなかったようで、
また、その喧嘩も石場相撲の楽しみでした。
娯楽の少ない時代であったとはいえ、有田を代表する年中行事の一つであったといえるでしょう。

  • 昭和31年11月28日
    石場相撲場での東京大相撲

    (有田町歴史民俗資料館提供<岩崎家蔵>)
    時津風一行156人による大相撲に、相撲場開設以来の大観衆。入場観衆は2万人を超えた。

  • 昭和31年11月28日
    東京大相撲での横綱鏡里関の土俵入り

    (有田町歴史民俗資料館提供<岩崎家蔵>)

  • 昭和30年~40年頃
    石場相撲

    (有田町歴史民俗資料館提供<田中家蔵>)

  • 令和元年11月16日
    石場相撲

    (有田町役場提供)

話士

‘力士’ならぬ‘話士(はなし)’とは、
この番組でトークバトルを繰り広げる、東京在住の3人の若者。
《外から見た有田焼》をテーマに、果たしてどんなトークが飛び出すのか。

井上 響〈東京都出身・在住〉
井上 響 〈東京都出身・在住〉

ITを駆使して飲食、観光業界の課題を解決する仕事に携わっている。趣味は、日本全国のやきもの、お酒、お茶産地を巡ること。そして良い器で良いお酒やお茶を飲むこと! 特技はタップダンス。

武内紗永子〈愛媛県出身・東京都在住〉
武内紗永子 〈愛媛県出身・東京都在住〉

法政大学院 デザイン工学研究科 システムデザイン専攻 ヒューマニティ・デザイン研究室所属修士2年。大学の電気窯と泥しょう鋳込みの手法を用いて磁器作品の制作を行い、現在は地場産業の技術を活用したブランディングをテーマに研究している。趣味は、絵を描くこと・漫画・カメラ・買い物・料理。特技は、いくらでも長距離を歩けること。

蒲地陽太朗〈東京都出身・在住〉
蒲地陽太朗 〈東京都出身・在住〉

慶應義塾大学1年。大学では伝統工芸産業と地域の発展をテーマに研究している。趣味は、父と行くサウナとランニング。特技は、人の話をよく聞くこと。

行司

浜野貴晴〈promoduction / 佐賀県窯業技術センター外部アドバイザー / 佐賀大学客員研究員 / 有田町クリエイティブアドバイザー〉
浜野貴晴 〈promoduction / 佐賀県窯業技術センター外部アドバイザー / 佐賀大学客員研究員 / 有田町クリエイティブアドバイザー〉

デザイン・ディレクター。大学院修了後GK設計にて、都市・環境デザインを担当。エレファントデザインの商品開発コミュニティサイト「空想生活」事業部長を経て、2006年プロモダクション設立。2014年、有田焼創業400年事業の一環で、佐賀県窯業技術センターの任期付特別研究員に就任。2017年東京にて事務所を再開するが、佐賀県等からの依頼に基づき、毎月有田に通い産地支援を継続。地域ブランディングや企業の商品開発を手がけ、グッドデザイン賞等受賞歴多数。

浜野貴晴〈promoduction / 佐賀県窯業技術センター外部アドバイザー / 佐賀大学客員研究員 / 有田町クリエイティブアドバイザー〉
藤本浩輔 〈藤巻製陶〉

佐賀県有田町出身。大学卒業後、京都の窯元、有田の作家の元で修行し、実家の窯元に入社。2015年に父・覺司氏からバトンを受け、250年近い歴史を持つ同窯の十代目当主となる。海外デザイナーとの共同制作するプロジェクトに参加したり、海外の展示会に出品するなど、新しいことに積極的に取り組んでいる。

[主催]
伝トーク!!実行委員会
事務局 有田商工会議所

[後援]
有田町 / 有田町教育委員会 / 佐賀大学肥前セラミック研究センター
佐賀県窯業技術センター / 佐賀銀行 / 伊万里信用金庫 / 肥前陶磁器商工協同組合
佐賀県陶磁器工業協同組合 / 有田焼卸団地協同組合 / 佐賀県陶磁器商業協同組合
※順不同

[協力]
有田ケーブル・ネットワーク(株) / (一社)有田観光協会 / (株)イノベーションパートナーズ
香蘭社 / (株)キハラ / 陶都肥前ものづくり協同組合


令和二年有田場所

令和三年有田場所

令和四年有田場所

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