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食と器の愉しみ方

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美味しい食材で作った料理を、一段と美味しく魅せる器たち。
食材も器も、少しだけこだわると、いつものごはんがとても美味しく感じます。
食と器を通じて、ライフスタイルをもっともっと愉しむヒントをお知らせします。

コーヒーと、伝統の器。

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2010年、銀座にて

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2010年。新しい年の幕開けから、ここ東京も寒い日が続いています。
そんな中、温かい飲み物で心身ともに暖まろう!と、銀座のスターバックス コーヒー 銀座マロニエ通り店へ行って来ました。同店では現在、「コーヒーと、伝統の器。~一杯のコーヒーと、その時間を彩る有田焼~」と題されたイベントを開催中。古くから人々の食生活の器として親しまれる一方、芸術、工芸としても名高い有田焼。その有田焼で、スターバックスの飲み物が味わえるという贅沢な時間が過ごせます。

冬の銀座の街を歩いてきた私は、早速「季節のおすすめ」に挙げられている「アッサム ブラック ティー ラテ」と、「ザッハトルテ」をオーダー。寒い日には、やっぱり温かい飲み物と、心を癒してくれるデザートにかぎります。
トレーに乗って差し出された器は、今日、私が会いたかった有田焼。「うさぎ」が描かれた有田焼に、ティーラテはきめ細やかな泡とともに飲み口まで注がれ、甘い香りを放っています。そして、ザッハトルテが乗せられたお皿も同じ絵柄。聞くところによると、このうさぎの絵柄は、初期伊万里の時代(1600年代前半)から、有田焼に用いられている伝統的な絵柄なのだそうです。「うさぎは前にしか進まない生き物」ということで、「縁起がいい」とされてきたのだとか。なるほど!今年はいい1年になりそうです。

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東京で体感する、有田焼の世界

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今回は、このうさぎが描かれた「染付地紋兎(そめつけじもんうさぎ)」の他、明治中期~大正期の技法を再現した「染付牡丹唐草(そめつけぼたんからくさ)」、現代風を象徴する絵柄「パープルドロップ」の計3種類の器が用意されています。これらの器は、今回のこのイベントのために作られ、そして、なんとすべて手描きで描かれているとのこと。職人さんの思いや温もりが、使う人々の手や目、心にまでもじんわりと伝わってくるようです。イベント期間中、「季節のおすすめ」ビバレッジをオーダーされた方を中心に、この有田焼のマグで提供されているそうです。

さて、私は店内の2階へ。階段を昇り振り返ると、そこには圧巻の景色が。その風景は、日本磁器発祥の地「泉山磁石場(いずみやまじせきば)」のパノラマ写真でした。泉山磁石場は、17世紀初頭に朝鮮の陶工・李参平が磁器の原料となる陶石を発見した、まさに日本の磁器発祥の地。有田焼の、そして日本の焼き物文化の象徴ともいえるこの風景の写真が壁一面に掲げられ、銀座のお店には有田焼の世界観が見事に映し出されていました。その壮大な空間に包まれていただく、温かなティーラテとデザート。なんて上質なひと時!

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ここ、スターバックス コーヒーの銀座マロニエ通り店は、数ある店舗の中でもコンセプトストアのひとつとして位置づけられており、店内には展示スペースや、コーヒーバーカウンターが設けられ、アート展示やイベントが頻繁に催されています。今回、展示コーナーでは有田焼の伝統様式や技法が紹介され、それぞれを象徴するコーヒーカップの展示が行われています。一言で「有田焼」といっても、様式や技法はもちろん、作る人の感性やアイディアによって、その形状や加飾は無限に広がります。私の目の前には、約400年にもわたる長い間、そして現代においてもなお、使う人々の食卓と時間を彩り続ける有田焼。ひとつの器は人の手に収まるほど小さなものだけど、言葉では表せないほどの奥深さを持ち、文化を築き続けているものなんだと、ここではあらためて感じることができます。

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食と器を思う、時間と空間

温かなティーラテとザッハトルテをすっかり堪能した私は再び銀座の街へ。身も心もすっかり温かになったせいか、東京の冬の空気も心地よいものに変わっていました。今日、私がここで味わったのは、冬を過ごす身体に染み渡るようなティーラテの温かさはもちろん、器を持つ手や絵柄を見る目、味わう口など、五感を使って感じられる有田焼の手作りのぬくもり。そして銀座にいるはずの私の目の前に広がった有田焼の世界は、古くから温かさを生み出し続ける有田の街へと誘ってくれているようでした。

東京に暮らす私には、日々、北から南、国内外で生み出される様々な焼き物に出会う機会に恵まれています。しかしこうして、食と器が織り成す風情や温かさを深くまで味わい、器が本来持ち合わせる、歴史、伝統とその世界観に思いを馳せる時間には、なかなか出会えなかったようにも思えます。それは、都会の中のひとつの空間に流れる、ゆったりとした時間と空気の中で、器のぬくもりと温かなティーラテが思い起こさせてくれました。

会場等、詳しくはこちら

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あなたを彩る有田の色 arita.jp

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