
本日2回目の更新です。2回更新しなければいけない理由は、後で分かります。
さて、7月18日から8月31日まで、有田町内の観光施設・有田館では、「今えらぶ心の支え~有田焼骨壷展~」を開催します。
今回ご紹介するのは、有田館に骨壷をお出しいただいている「東西古今」の蒲地孝典さんです。
蒲地さんは、大雑把に言うと、陶磁器製品をはじめとする伝統工芸品や家具などを販売されている方ですが、そんな説明では足りません。
陶磁器製品の企画もされています。いわゆるプロデューサーというかコンダクターというか、その敏腕ぶりがすごい。完成する商品は、本当にハイクオリティなものになります。
古陶磁から現代の陶磁器までものすごい研究をされており、やきもの以外の文化、芸術、政治、経済…、いろんなことに精通されており、お話を聞きに行くと、月並みな言い方ですが、本当に勉強になります。
そういうやきものだけではない知識や経験の積み重ねが、素晴らしい商品を生むんです。
そんな蒲地さんがライフワークとして取り組んでいらっしゃるのが、「明治伊万里」の研究です。有田焼は、絵付けの様式が大きく「古伊万里」「柿右衛門」「色鍋島」に分類されます。古伊万里ブームの陰に隠れてあまり知られていない「明治伊万里」は、有田で焼かれ、和と洋が混在した明治時代のやきものです。明治初期にヨーロッパを中心として開催された世界万国博覧会で最も欧米人を魅了した、高い技術の有田焼です。
そして蒲地さんは「幻の明治伊万里~悲劇の精磁会社~」という本の著者でもあります。
明治8年に深川栄左衛門、手塚亀之助、深海墨之助・竹治兄弟、辻勝蔵のメンバーで香蘭社として出発しながらも、経営方針の違いから分離独立し、明治12年に香蘭社は深川の単独経営となり、一方の4名に川原忠次郎を加えた5名で始まったのが精磁会社です。非常に高い技術で精緻な洋食器を製作し輸出した素晴らしい会社でありながら、主な活動期間が10年という短命に終わった、悲劇的な会社でもあります。
そんな精磁会社はもちろんのこと、当時の有田の動きが、史料と作品の写真だけではなく、ご自身の体験も絡めて非常に分かりやすく書かれています。僕の愛読書です。
骨壷展に出していただいた作品が「インテリア寿壷」で、蒲地さんがプロデュースされ、成形、加飾、全てにわたり細かいこだわりが見えます。販売されているものは4柄あります。
生前に作る像や写真を「寿像」と言います。生前にお墓を作ることを「寿陵」と言います。この「寿壷」には、生前に選び、手元に置いて、大切に使ってもらいたという思いが込められています。
生前の使い方としては、このように、ワインクーラーとして。
それから、花を生けて。
他にはエンディングノートや生命保険証などの大事なものを入れておくといいのではないでしょうか。
デザインは明治伊万里の名品から採用されています。
何で急いで更新したかというと、そんな蒲地さんがテレビに出演されるからです。
7月16日(木)の17時台に放送のサガテレビ“カチカチワイド”の「ゆうたろうにまかせんしゃい」というコーナーです。
他にも辻常陸窯の辻晃二さんも出演していただいていますし、深川製磁の骨壷も出ます。
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あなたを彩る有田の色 arita.jp
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