
7月18日から8月31日まで、有田町内の観光施設・有田館では、「今選ぶ心の支え~有田焼骨壷展~」を開催します。
今日ご紹介するのは、有田館に骨壷をお出しいただいている肥前赤絵窯元鷹巣の鷹巣佳之さんです。このブログを読んでいただいている方は、写真を見て気が付かれたかも知れません。
そうです、「ペインティングハイの人」です。
公募展でも入賞を重ねる上絵付けの職人さんで、余白を残して草花の絵を描く、いわゆる柿右衛門様式の作風です。中でも代表的な絵柄は桜です。「しべ」まで細かく描いてあり、揺れる桜から、風を感じることができます。
使用している道具がまたユニーク(というか伝統的)。
絵を配する場所を決めるための下描きを有田焼では炭で行います。焼成すると飛んでしまうからです。和紙に炭を粉にして水で溶いた墨(炭から墨を作るということ)で絵を描き、それをやきものの(太白)素地にこすり付けます。
このとき使うのがひょうたんの炭。
ひょうたんを焼いて作るんです。
有田では昔からそうしているらしいですが、ここからが鷹巣さんの違うところ。他のものも炭にして実験したくなるんですね。
これ、何の炭か分かりますか?上からバナナ、かぼちゃ、みかん、とうもろこし(だったと思う)。
結論は、やっぱりひょうたんが粒子が細かくて描きやすいとのこと。
そして上絵をつけていくときに、その下描きの墨が手に付かないように、手の腹の部分に当てるものがこちら。これ、もぐらの皮なんです。もぐら1匹のひらきがくっついている感じ。
そんな鷹巣さんが、今回出してくれた作品の1つが、この骨壷「桃花詰文御骨壷」。
桃の花が5000個ほど描かれていて、鷹巣さんの技術の高さを伺い知ることができる作品です。
この骨壷、生前から使っていただきたいという思いが込められています。
この作品の場合は、底に水抜きの穴が開いています。
ですから、これに筒のような容器を入れて、
上に口をつけて、花瓶として利用していただく。
あるいは内蓋をつけて、観賞用、水差しとして使用していただく。
生前に選んでいただき、手元に置いて大切に使ってもらいたいという思いが込められています。
そんな鷹巣さん。本日テレビ出演です。
NHK総合(九州・沖縄管内)の、夕方のニュース番組(佐賀県内はニュースファイル佐賀)です。
18:35ごろ有田から生中継。
ご覧ください。
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